作品を制作する假屋崎さん(右端)=美馬市脇町の吉田家住宅

 美馬市脇町のうだつの町並みを舞台に、市観光大使の華道家・假屋崎省吾さんの華道展「うだつをいける」が8日から2月19日まで開かれる。10回目の節目を記念し、初日には花嫁行列などの特別イベントも実施。假屋崎さんは4日に来県し、市観光協会会員や住民ボランティアらと共に作品の制作を始めた。

 今回のテーマは「悠久の美と共に」で、市が特産品化を目指す「美馬和傘」との共演を打ち出している。初日は花嫁行列がうだつの町並みを練り歩く予定で、着物に身を包んだ地元住民や阿波踊り連も加わり、オープニングを華やかに盛り上げる。

 開幕を控えた4日には、假屋崎さんが展示会場の市指定文化財・吉田家住宅で、作品づくりに着手。ボランティアや市職員ら約50人が假屋崎さんの指示で、ピラカンサや松、梅など約40種類の花材を運んだり、切ったりして華やかに生けていた。6日まで、非公開で続けられる。

 吉田家住宅に飾られる花材として、市観光協会の会員やボランティアが昨秋、剣山山系に自生する草木を調達。シダレグワや飾り付け用の角材を赤、青、黄のペンキで着色するなど、準備作業を進めてきた。

 假屋崎さんの華道展は、2007年12月に始まった美馬市の一大イベント。藍商屋敷のたたずまいを伝える吉田家住宅の部屋や縁側、中庭にさまざまな花や木を飾り付ける。16年はクロマツ、ナンテン、シンビジウムなどをあしらい、赤や金の扇を飾り付けた52点が展示され、約2万人が訪れた。

 8日午前11時半と午後1時半から脇町劇場オデオン座で、假屋崎さんが花を生けるデモンストレーションとトークショーがある(前売り1500円、当日2千円)。華道展は入館料510円。問い合わせは市観光協会<電0883(53)8599>。