16日未明に徳島県吉野川市鴨島町のマンションで50代男性が包丁で切り付けられた殺人未遂事件で、現場近くの住民が同時刻ごろ、「待ち伏せしとったんだろ」などと言い争う声を聞いていたことが17日、分かった。阿波吉野川署は同日、同市鴨島町喜来甲、会社員(42)を殺人未遂と銃刀法違反の両容疑で送検した。

 住民によると、16日午前4時ごろ、男性2人が激しく怒鳴り合う声で目を覚ました。「お前、誰な」「待ち伏せしとったんだろ」という声が聞こえてきた。

 また被害者の男性によると、容疑者と面識はあるが、思い当たるようなトラブルはなかったという。

 送検容疑は、16日午前4時10分ごろ、同市鴨島町上下島のマンションの階段で、住民の男性にアジ切り包丁(刃渡り約11センチ)で切り付け、左腕にけがを負わせたとしている。

 捜査関係者らによると、容疑者は事件の数時間前、同市鴨島町内の居酒屋で飲酒後に路上で男性と顔を合わせ、あいさつを巡り口論になっていたことが分かっている。