金網で覆った「蛇籠」構造の石積みの壁について説明する防災科学技術研究所の中澤博志主幹研究員=5日、茨城県つくば市

 2015年の大地震で崩れたネパールの石積み家屋(研究チーム提供)

 防災科学技術研究所(茨城県つくば市)と千葉大のチームが、2015年のネパール大地震で多数が倒壊した伝統的な石積み家屋の耐震補強技術の開発に乗り出した。金網で建物をくるむだけの簡単な手法で、現地で調達できる資材で短期間に施工できるのが利点だ。

 来年2月につくば市で震動実験を行って耐震性を確かめ、ネパールで普及させて国際支援につなげる狙い。同研究所の中澤博志主幹研究員は「長い伝統がある家屋の工法を踏まえながら、住民が自分の手で耐震化できる自立した技術を実現したい」と話している。

 ネパール大地震では山間部で多くの石積み家屋が倒壊して人的被害が出た。