徳島市が18歳以上の市民を対象に行った心の健康に関するアンケートで、「これまでに自殺を考えたことがあるか」との問いに13%が「ある」と答えていたことが分かった。40歳未満で割合が高く、家庭の問題や生活困窮などを理由に挙げる人が多かった。

 アンケートは市の自殺対策計画策定に向けた検討材料にしようと、7月に実施。無作為で選んだ市内在住の1600人に調査票を郵送し、567人から回答を得た。26日に開いた市自殺対策計画策定市民会議で結果を明らかにした。

 自殺を考えたことがあると答えたのは74人。年齢別の割合では18~39歳で18・2%と最も高く、60~69歳で15・1%、40~59歳13・5%、70歳以上5・5%だった。

 自殺を考えた理由(複数回答可)は、「家庭の問題」が40人(54・1%)で最も多かった。このほか「経済的な問題」が31人(41・9%)、「健康」「勤務関係」がいずれも29人(40・5%)。

 自殺を思いとどまった理由は、「時間の経過とともに忘れさせてくれた」が29人(39・2%)で最多。次いで「家族や大切な人のことが頭に浮かんだ」が27人(36・5%)だった。

 アンケート結果は10月中に市ホームページ(HP)で公表する。

 市は26日の市民会議で、人口10万人当たりの自殺率を18・6人(2013~17年)から26年に13人以下とする目標や施策を盛り込んだ計画の骨子案を示した。委員からは「ポスターを使った啓発が有効では」「どれもインパクトが弱い。重点的な取り組みがほしい」といった意見が出た。

 市は今後、計画案へのパブリックコメント(意見公募)を実施し、年度内に計画を策定する。