徳島市のアパートで無職女性が刺殺された事件で、殺人の疑いで逮捕された無職の元夫が「だらしないと言われ腹が立った」という趣旨の供述をしていることが7日、捜査関係者への取材で分かった。県警は、容疑者が女性に注意されたのをきっかけに突発的な犯行に及んだとみて、詳しい経緯を調べている。

 容疑者は県警の調べに、自宅を訪ねてきた女性から「だらだらしている。だらしがない」などと言われ、口論になったと説明しているという。県警は、口論で腹を立てた容疑者が台所にあったはさみを持ち出し、居間で女性の背中や頭などを刺したとみている。

 女性は同じアパートの別棟に住む容疑者の自宅を定期的に訪れており、毎回2時間ほど一緒に過ごしていた。事件のあった4日は午後6時ごろに訪問したが、同11時半になっても戻らなかったため、心配した長男らが容疑者宅に行き、女性が倒れているのを見つけた。

 県警は週明けにも遺体を司法解剖し、死因や死亡時刻などを詳しく調べる。