阿南市長生町の耕作放棄地約5㌶を農地転用して今年5月に完成した大規模太陽光発電所(メガソーラー)を巡り、市農業委員を務めていた男性が発電事業会社の担当者から現金を受け取った疑いのある問題で、県警は12日朝、元農業委員の男性を阿南署に任意出頭させるとともに、会社担当者を同署に任意同行し、事情聴取を始めた。贈収賄容疑が固まれば、2人を逮捕する方針。

 関係者によると、元農業委員の男性は、開発用地となった耕作放棄地の荒廃状況の評価に絡み、会社担当者から現金を受け取った疑いが持たれている。

 農業委員は非常勤の公務員。市農業委員会は2015年度、問題の耕作放棄地を再生利用が可能な土地から再生困難な「荒廃農地」に変更している。これによって農山漁村再生可能エネルギー法に基づく農地転用の手続きが可能になり、事業が動き出した。