国の特別天然記念物「ニホンライチョウ」=富山県の北アルプス(富山市ファミリーパーク提供)

 国の特別天然記念物で絶滅危惧種「ニホンライチョウ」の人工繁殖に取り組む富山市ファミリーパークは20日、飼育中の成鳥2羽が死んだと発表した。雄と雌で、死因はそれぞれ急性出血性盲腸炎と肺炎だった。

 同パークによると、雄は北アルプスで2016年6月に採取した卵からふ化。19日昼から食欲がなくなり、粘液状の血便が確認された。雌は大町山岳博物館(長野県大町市)で飼育する個体の産んだ卵を同パークに移し、17年7月にふ化。17日午後から食欲が低下していた。

 抗生剤を注射するなどしたが、雄は20日早朝に、雌は同日午後に死んでいるのが確認された。