プロ初安打を先頭打者本塁打で飾り、喜ぶ杉本=Koboパーク宮城

◇21回戦 オリックス5-3楽天 9日・Koboパーク宮城

 オリックスの2年目・杉本裕太郎が「1番・中堅」で今季初出場すると一回、いきなりバックスクリーンに打ち込んだ。プロ初安打を初回先頭打者アーチで飾るのは、パ・リーグで4人目。鮮烈な一発に「やっとプロ野球選手になれた感じ。とてもうれしい」と頬を緩めた。

 辛島を今季苦手としているチームの流れを変えるために抜てきされた。昨季は交流戦で1試合だけ先発出場したが、3打数無安打に終わると2軍落ちした。「悔しい思いをした。何としても打ったやろうと思った」と力を込めた。

 徳島県阿南市出身の26歳。徳島商高から青学大に進み、JR西日本から昨年ドラフト10位で入団。190センチ、94キロの体格を誇るが、打撃での確実性に難があった。「同期入団や、年下の選手が活躍していて、このまま野球人生が終わってしまうんじゃないかと思った日もある」と言う。焦りや悔しさをばねに、遅咲きのスラッガーが大きな一歩を踏み出した。