◆Jリーグ公式カメラマン 山田次郎さん(51)

 2011年シーズンから徳島ヴォルティスのホームゲームを撮影してきた。今年は例年に比べてゴールシーンが格段に多く、シャッターチャンスに恵まれている。得点した選手がベンチへ走り寄り、全員で盛り上がる場面が何度もあって、にぎやかな写真ばかり。低迷が続いた一時期に比べると隔世の感がある。

 小気味よくパスをつなぐ相手ゴール前が一番面白い。攻撃に厚みがあり愛媛戦や山口戦のように4点、5点と得点を重ねる試合もあった。パス回しが速く、攻撃に顔を出す選手も多いため撮影が追いつかないケースもあって、毎回うれしい悩みに四苦八苦している。

 1試合平均1千枚以上を撮る。見直すとDF馬渡やMF杉本ら、自らボールを運ぶ選手のカットが多い。前川は攻撃時だけでなく守備の場面もよく写っている。それだけ運動量が多いのだろう。

 例年と変わらないと思うのは観客の数。残念だけど少ない。声援はカメラマンでさえ気分が高揚する。走り続けている選手ならなおさら力になるはず。岡山戦は熱心なアウェーサポーターに負けないよう、スタンドを埋めてほしい。