プロ初戦で勝利した岡田さん=兵庫県市川町の町文化センター(岡田さん提供)

 阿波市市場町出身のプロボクサー岡田翔真さん(21)=兵庫県姫路市=が、兵庫県市川町の町文化センターであったプロデビュー戦を勝利で飾った。阿波市土成町の川田ボクシングジムで腕を磨き、夢をつかもうと3月に徳島を離れた岡田さんは、目標の日本チャンピオンに向かって一歩を踏み出した。

 岡田さんは5日、所属する姫路木下ジムが主催する興行「BIGFIGHT BOXING Vol.49」のプロ公式戦にウェルター級(64キロ契約)で出場した。相手は大阪市の仲里ジム所属の浜崎隆広選手で、共にデビュー戦。岡田さんは2ラウンド1分10秒TKOで勝利を収めた。

 試合は1ラウンドから激しく打ち合う展開。2ラウンドに岡田さんの右ボディーが決まって相手の動きが止まると一気に畳み掛け、レフェリーストップを呼び込んだ。

 会場には徳島から家族や友人が駆け付けた。岡田さんは「かばん一つを持って単身で徳島を飛び出して頑張ってきた姿を、これまで支えてくれた人たちに見せられてよかった」と話す。

 市場中学校3年の時に半年ほど川田ジムに通った経験のあった岡田さんは、貞光工業高校(現つるぎ高)卒業後に阿南市の会社に就職したが「格闘技に打ち込みたい」と思い立ち、2015年夏に退職して再び川田ジムの門をたたいた。

 昨年5月にプロテストを受けて一発合格。さらに強くなりたいと今年3月、父親の知人のつてを頼り、元日本チャンピオンがトレーナーを務める姫路木下ジムに移籍した。

 現在はアルバイトで生計を立てながら週6日ジムに通う。「いいスタートが切れた。人一倍練習を重ね、この調子で勝ち進んでいきたい」と意気込んでいる。