南球団代表から手渡されたユニホームを着る石井新監督(右)=徳島市のとくぎんトモニプラザ

 四国アイランドリーグプラス・徳島インディゴソックスの新監督に決まった元西武投手の石井貴氏(46)が5日、徳島市のとくぎんトモニプラザで記者会見し、「逃げずに向かっていく強い気持ちを伝えたい。NPB(日本野球機構)で活躍する選手を一人でも多く育てる」と抱負を述べた。任期は来年1月から1年間。
 
 黒のスーツ姿で会見場に現れた石井氏は選手、コーチとしてNPBに20年間在籍したことを踏まえ「経験から得た技や知恵を若い選手にどんどん伝えたい」とかみしめるように語った。
 
 目指すチームカラーとして、投手を中心に守備を重視した野球を掲げた。その上で「型にはまらず、面白いと思ってもらえる野球をする。独立リーグをアピールし、徳島を盛り上げていきたい」と意気込んだ。
 
 同席した南啓介球団代表は起用の理由について「人間教育を大切にしているところが素晴らしい」と説明。選手の人事評価制度を取り入れて社会性の養成を重視する球団の方針と合致したことが決め手になった。
 
 会見後、石井氏は徳島の帽子をかぶり、ユニホームにも袖を通して気持ちを新たにしていた。
 
 石井氏は神奈川県綾瀬市出身。藤嶺藤沢高校から三菱重工横浜を経て、1993年にドラフト1位で西武に入団した。速球派の右腕として頭角を現し、99年と2000年に2年連続で2桁勝利をマーク。投手陣の柱としてオールスターにも3度出場した。