初陣を控え練習に汗を流す徳島北イレブン=同校グラウンド

 第96回全国高校サッカー選手権は30日、都道府県大会を勝ち抜いた48校(東京は代表2校)が出場し、東京の駒沢陸上競技場で開幕する。初出場の徳島北は31日午後2時10分から同競技場で、5年ぶり5度目の出場の帝京大可児(岐阜)との1回戦に臨む。粘り強く相手の攻撃をしのいでワンチャンスをものにし、県勢として3大会連続の初戦突破を目指す。

 帝京大可児は3トップに破壊力がある。特に左サイドのFW久保は速さと技術を兼ね備え、岐阜県大会は11得点と活躍した。徳島北としては守備がポイントになる。

 柱となるのはGK儀宝、CB中道主将、ダブルボランチ浜田、扶川のセンターライン。浜田は素早い状況判断と的確なパスでカウンターの起点にもなる。

 ボールを回される展開は織り込み済みで、「ゴール前で決定的な仕事をさせない」(佐藤監督)守備を貫きたい。徳島県大会で準々決勝以降3試合を1-0でしのぎ切った集中力を発揮すれば勝機は十分ある。

 攻撃に転じれば、2年生ながら突破力に優れる両翼の小林、富士、敵陣深くまでボールを運べるトップの池田らタレントはそろう。攻守の切り替えを素早く、ミスを減らして少ないチャンスを確実に決めたい。

 チームは練習でセットプレーへの対応やポジショニングなどを再確認。28日に横浜市に入り、最終調整している。中道主将は「自分たちらしいプレーを貫き、まず1勝したい」と抱負を話した。