サッカーJ2・徳島ヴォルティスは12月1日、今季最後の練習、解団式を行った。クラブ初の外国人監督として就任したリカルド・ロドリゲス監督によって、攻撃的なスタイルへと大きく変貌。前線から激しくプレスを掛け、リスクを冒してゴールへ向かう。GKから最終ライン、前線へと細かくパスをつなぎ、ゴールを量産。流れるような攻撃からの得点も多く生まれ、開幕から最終戦まで観客を魅了し続けた。

シーズン前に掲げた6位内という目標には届かなかったが、スペイン人指揮官と選手がピッチ上で表現したサッカーは、徳島のサポーターだけでなく、他チームや多くのサッカー関係者から賞賛され、注目を集めたシーズンとなった。さまざまなクラブ記録も塗り替え、記憶にも記録にも残る1年だった。

今季最後の全体練習でサッカーテニスに汗を流す選手たち=徳島スポーツビレッジ
シーズン最多得点 71

今季J2で2番目、名古屋の85点に続く、71ゴールを記録した。渡大生、山﨑凌吾の2トップが合計37得点(渡23点、山﨑14点)で、チームの半分以上のゴールをたたき出した。試合を追うごとに連携に磨きがかかり、次々とゴールネットを揺らした。2人が得点した7試合は全勝。2トップだけでなく、最終ラインから中盤、前線と華麗なパス回しから鮮やかなゴールも多く生まれた。これまでのクラブ記録は、2009年の67だったが、当時は51試合。現行の42試合での最多得点は56で、今季の71ゴールは攻撃的なスタイルを確立した証となった。

得点を量産した山﨑⑰と渡。今季チーム68点目の山﨑のゴール後、喜ぶ2人=2017年11月、ニンジニアスタジアム
得失点差26

得点71、失点45で今季J2ではトップの数字。クラブ記録は2009年の15で、大きく上回った。シーズンの得失点差が10を超えたのは11年以来3度目。12年にJ2が現行の42試合制となって以降は、13年の5が最大だった。失点数は45で、15年の44、16年の42に近い数字を残した。

1試合あたり得点数 1.69

シーズンの最多得点を更新するとともに、1試合あたりの得点はクラブで最高の1.69。これまでの2010年の1.42を大きく更新した。

徳島の新しいスタイルにファン・サポーターは魅了された
リーグ戦の負け数は最少タイの11 ホームは最少の4敗

最終節までJ1昇格を争った2011年と並んで最少。このシーズンは38試合で行われたため、今季は実質、敗戦が最も少ないシーズンだった。 ホーム戦の成績は8勝9分け4敗。負け数は2010、15年の5敗を下回り、最少の4敗となった。

ホーム最終戦でゴールを守る徳島の選手たち=2017年11月、鳴門ポカリスエットスタジアム