ろうそくでランタンに希望の灯りを移す津田中生=神戸市

 阪神淡路大震災から17日で23年になるのを前に、徳島市の津田中学校の生徒が7日、神戸市の東遊園地にあるガス灯「1・17希望の灯(あか)り」を分灯し、徳島に持ち帰った。16日夕に徳島市で開かれる追悼式典でともされる。
 
 津田中の2、3年生6人と卒業生ら計約20人が参加した。NPO法人・阪神淡路大震災「1・17希望の灯り」の藤本真一代表理事(33)は、昨年末に東遊園地内にある震災犠牲者の名前が刻まれた「慰霊と復興のモニュメント」の掲示板に落書きされた出来事を紹介。「震災があったことを伝え切れていないと反省している。今を生きる私たちが、震災を忘れないようにしよう」と訴えた。
 
 生徒は鎮魂の思いを込めながら、ガス灯の炎をろうそくでランタンに移した。3年の中西梨瑚(りこ)さん(15)は「炎が長い間燃え続いているように、震災の記憶を伝え続けたい」と力を込めた。
 
 NPO法人によると、希望の灯りは17日までに兵庫県内の小中学校など約60団体に分灯する予定で、同県外から参加している中学校は津田中のみ。追悼式典は16日午後5時10分から、徳島市の新町橋東公園で行われる。