[上]湯に浸したササを振り、参拝者にしぶきをかけるみこ=鳴門市撫養町の事代主神社 [下]餅投げで福を求める参拝者=三好市池田町マチ

 えびす祭りが10日、県内各地の神社であり、御利益を求める大勢の参拝客でにぎわった。

 ◆湯を浴びて無病息災

 鳴門市撫養町南浜の事代主(ことしろぬし)神社であり、湯を浴びて無病息災を祈る「御湯神楽(おゆかぐら)」が行われた。

 境内にしめ縄と紙垂(しで)を取り付けた釜を置いて湯を沸かし、みこが清めの塩、供え物の米と酒を入れた後、両手に持ったササを湯の中へ。ササを勢いよく振り上げ、しぶきを参拝者にかけた。

 藍住町住吉の主婦梅村裕子さん(64)は「今回で3回目で、湯を浴びると毎年元気でいられる。福が来るよう祈りました」と話した。

 御湯神楽は、2007年から始まり12回目。


 ◆1万個餅投げ にぎわう

 三好市池田町マチの中町えびす神社周辺であった。

 宮司らが境内で地域の商売繁盛を祈願し、参拝者は縁起物が付いた福ザサや熊手を買い求めた。近くの駐車場では、1万個の餅投げが行われたほか、ぜんざいも無料で振る舞われた。

 祭りは、神社のある中町自治会と阿波池田商工会議所青年部が協力し、1995年から開いている。近くの山口サダコさん(88)は「健康な一年を過ごせたらいい」と話した。