連日の冷え込みで凍り付いた神通滝=神山町上分

 連日の冷え込みにより、神山町上分の神通滝では、滝全体が凍り付く「氷瀑(ひょうばく)」が姿を現した。無数のつららと氷塊からなり、モノクロの美を記憶や写真に残そうと、観光客やカメラマンが足を運んでいる。

 神通滝は鮎喰川上流の標高600メートル付近にあり、落差は約30メートル。岩肌を伝い落ちる水は滝の左右でつららを形作り、しぶきは滝つぼではねて水面から盛り上がるように凍っている。松茂町から祖父母らと訪れた喜来小5年の向山実花さん(10)は「つららがいっぱいできれい」と楽しそうだった。

 周辺の歩道整備などに取り組む「神通氷瀑保勝会」の森嘉敬会長(74)によると、氷瀑の出現時期は例年並みだが、冷え込みが弱く短期間のため、氷が解けやすい。2月上旬までに強い寒波に見舞われれば再び凍る。

 13日の徳島県内は寒気の影響で北部を中心に雲が広がり、最高気温は三好市池田町で平年を5・7度下回る2・1度となるなど、寒い一日になった。徳島地方気象台によると、日中の最高気温は美波町日和佐9・5度、徳島市6・1度、美馬市穴吹町3・1度と、平年より2~6度低かった。14日は高気圧に覆われて晴れるが、北部は寒気の影響で昼前にかけて曇る見込み。