サッカー 近藤蔵波(15) セレッソ大阪、千松小出

「将来はセリエAのローマで活躍したい」と夢を語る近藤=大阪市此花区のセレッソスポーツパーク舞洲

状況判断 レベル高く

 U―15(15歳以下)日本代表のボランチとして、昨年9月にインドネシアで行われた16歳以下のアジア選手権予選に出場した。チームは他国を圧倒し3戦全勝。自身も3得点を挙げるなど予選通過に貢献したが「個人としては物足りない。もっと(ゴールを)決めないと」と貪欲だ。

 日韓ワールドカップ(W杯)が開かれた2002年生まれ。168センチ、60キロの体格は「日韓W杯世代」と呼ばれる選手の中で恵まれているとは言えず「スピードも普通」と話す。

 だが、ボールを保持してからの状況判断とシュートセンスは、同世代の中ではトップクラス。代表入りの決め手となった、これらの持ち味に磨きをかけながら、次の出番を待つ。

 9月に本戦があるアジア選手権は、19年のU―17W杯のアジア予選を兼ねる。22年W杯以降の日本代表を担う精鋭が集うこともあって注目度は高い。「代表遠征ではしっかりとアピールして、最終的に選ばれるようにする」と意気込む。

 父の純さんの影響で、物心がついたときからサッカーボールに触れてきた。千松小時代は純さんがコーチを務める田宮ビクトリーで活躍。6年生の時は主将として全日本少年大会に出場した。

 この大会の2次ラウンドで、優勝したセレッソ大阪のU―12に敗退。全国のレベルを肌で感じ「より高いレベルのチームで自分の力を試したい」という気持ちが湧いた。

 親元を離れる不安はあったが、「行きたい所に行け」という純さんの言葉に後押しされ、セレッソ大阪でプレーすることを決断。「やれる自信はあった」と振り返る。

 U―15での3年間は、走り込み中心の厳しい練習で体力と技術の向上を図り「ピッチ内で怖いと思われる選手になれたと思う」。3年時は主将として存在感を高め、メンタル面で大きな成長を遂げた。

 今季からU―18にステージアップする。当面の目標はU―18プレミアリーグに出場すること。高校生と一緒に練習しながら技術のみならず、体力の強化を図っている。

 最大の目標はセリエAの名門、ローマ入り。「ローマに入れるだけの力があれば、日本代表にも選ばれる」と夢を膨らませ「2年生でJ3リーグに出て、3年生ではトップチームから声が掛かるだけの力をつける」。新たなステージでもステップアップを図る。

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