散策コースで樹木に名札を取り付ける大学生=阿波市阿波町の「阿波の土柱」周辺

 阿波市の国指定天然記念物「阿波の土柱」周辺の活性化に向けた市観光協会や地元ボランティアなどの取り組みに、県内の大学生が一役買っている。散策コースの植生を調べて樹木のマップを作り、名札を樹木に付けたほか、観光客の増加に向けた誘客策を提言した。協会は若い力や発想をにぎわいづくりにつなげたい考えだ。

 関わっているのは、徳島大で講義「ボランティア実践」を受講している1年生19人と、四国大文学部書道文化学科2年生9人。

 徳島大の学生はマップ作りを担当。昨年12月9日、地元ボランティアらと一緒に土柱周辺の散策コース約2キロを巡って調査し、リョウブやオオバヤシャブシなど72種128本の名前や位置を記した。今後、散策ルートの入り口付近に看板として設置されるほか、パンフレットとしての配布も予定している。

 四国大の学生は名札を手掛け、マップに記されている樹木を札に書いた。

 1月20日には両大学の学生計27人が土柱を訪れ、計67本に取り付けた。作業後は地元住民らを前に、土柱周辺を活性化させるアイデアを発表。SNSの利活用やパンフレットの写真を充実させるほか、崩れず真っすぐに伸びている土柱の姿にちなみ、学業や恋愛成就の「ご利益」として売り出してはどうかといった意見も出た。

 徳島大総合科学部の椋下美里さん(19)は「写真映えする場所もあって十分楽しめる。県外出身の友達を案内したい」。四国大の那須彩乃さん(20)は「訪れた人が看板を見て、土柱の散策に興味を持つきっかけになれば」と話した。