背開きにしたウツボを天日干しする漁師=牟岐町牟岐浦の牟岐漁港

 牟岐町の冬の風物詩、ウツボの天日干しが本格化している。同町牟岐浦の牟岐漁港では、背開きされたウツボが竹ざおにつるされ、寒風に揺れている。ウツボ漁が終わる2月末まで続く。

 町内に約15人いるウツボの漁師が、牟岐大島周辺の漁場にイカやタコの餌を入れた筒を仕掛け、体長約1メートル、重さ約2キロのウツボを捕獲。水揚げしたウツボの頭や内臓を取り除き、背開きにして竹串で身を広げて天日に干す。寒風と日光にさらして丸一日乾燥させると、身が引き締まった干物が出来上がる。

 冬の珍味として人気があり、毎年、京阪神などに1キロ約2千円で出荷されている。

 天日干し作業に精を出している木村的(ひとし)さん(63)=同町灘=は「細切りにして油で揚げたウツボに塩をまぶして食べると絶品。酒に合うんよ」と話した。