和三盆専門の販売店「わんさんぼん」をオープンさせた服部滉輝代表=阿波市吉野町西条

 阿波和三盆糖を製造する服部製糖所(阿波市吉野町)が、和三盆糖や干菓子(ひがし)を販売する専門店を開いた。これまでは業務用として製菓業者への卸売りが主だったが、消費者から購入希望の問い合わせが寄せられ、直売もすることにした。干菓子作りの体験も受け付ける。
 
 販売店「わんさんぼん」は、製糖所に隣接するログハウス約20平方メートル。製糖所で作った和三盆糖や和三盆糖蜜などを取り扱う。干菓子は、梅花や千代結び柄をはじめ、マグカップやスニーカーをかたどったものなど12種類を販売している。

 体験スペースもあり、希望者は砂糖と水を混ぜ、約30種類の型枠から好きなもの選んで干菓子を作ることができる。県内の小学校などへの出前授業も行う。

 幼い頃から家業を身近に見てきた服部滉輝(こうき)代表(20)は、和三盆糖を製造するだけでなく、加工や販売にも興味があった。

 個人からの購入希望のほか、干菓子作り体験を要望する声が寄せられたこともあって、体験型の販売店を構えることにした。

 服部代表は「和三盆や干菓子は伝統があるものの、最近は知らない人も多い。店舗を通じて多くの人に知ってほしい。県産のユズやイチゴを使った新たな干菓子の開発にも取り組みたい」と話している。

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 「わんさんぼん」の営業時間は午前9時~午後5時(月曜は午後1時から)、金曜定休。体験は事前予約が必要。問い合わせは服部代表<電090(4500)7117>。