あさの死骸を調べる獣医師=鳴門市大麻町三俣

 徳島県は10日、鳴門市大麻町三俣で死んでいるのが見つかったコウノトリの雌「あさ」の死因が、内臓破裂による出血性ショックだったと発表した。

 あさの解剖は、県の依頼を受けたとくしま動物園(徳島市)の獣医師が担当した。県によると、肝臓の一部裂傷や腎臓の破裂などが見られ、体に強い衝撃を受けたことが推測できるが、理由は分かっていない。頸椎(けいつい)の1カ所が脱臼していたものの、骨折はなかった。

 栄養状態が非常に良好で、胃には消化中の水生生物が充満しており、スポンジなどの誤食はなかった。胸に開いていた小さい穴は、死後にカラスにつつかれた痕とみられる。

 あさは、昨年3月に鳴門市大麻町で生まれたコウノトリ3羽のうち唯一の雌。死骸は9日午後、池谷駅から南に約1キロの高徳線の線路東側の水路付近で発見された。