一斉に大般若経を転読する僧侶=美波町奥河内の薬王寺

 美波町奥河内の四国霊場23番札所・薬王寺で11、12両日、毎年恒例の初会式(はつえしき)があり、無病息災や家内安全を願う参拝客でにぎわった。

 12日は本堂で経典読経があり、県内の真言宗の寺から集まった僧侶23人が、午前と午後の2回に分けて「大般若経」全600巻を転読した。護摩がたかれる中、僧侶たちは蛇腹状に折り畳まれた経文を一巻ずつ扇状に広げながら、お経を唱えていた。

 参拝客は手を合わせて家内安全などを祈ったり、読経する僧侶の写真を撮ったりしていた。住友セツ子さん(81)=徳島市中前川町2=は「大勢の僧侶の読経は迫力があった。家族全員が今年も無事に過ごせるように祈った」と話した。

 初会式は、薬王寺の本尊・薬師如来が立春後の新年に初めて迎える縁日。今年は2日間で約2万人の人出があった。