1月31日に小松島市中田町中筋の無職平岡繁範さん(69)方で長女紀子さん(39)の遺体が見つかった事件で、小松島署は16日、殺人の疑いで、紀子さんの母の無職千惠子容疑者(67)を逮捕した。「自分が娘を殺したことに間違いない」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は、30日ごろ、自宅で紀子さんの首を絞め、死亡させたとしている。

 県警の調べでは、紀子さんの死因は首を圧迫されたことによる窒息死で、千惠子容疑者がどのように首を絞めたのかなどについて調べを進めている。

 事件後、千惠子容疑者は徳島市内の病院に入院していたが2月16日午前に退院。小松島署に任意同行し、事情聴取していた。

 県警によると、1月31日午後0時50分ごろ、千惠子容疑者に呼ばれて繁範さんが寝室へ行くと、ベッドであおむけの状態で死亡している紀子さんを発見。遺体のそばには腹部と首に刺し傷を負った千惠子容疑者がおり、繁範さんの「お前がやったんか」との問い掛けにうなずいた。

 近くには血痕の付いた包丁が落ちており、千惠子容疑者は自身のけがについて「自分で刺した」と話した。

 平岡さん宅は3人暮らしで、紀子さんは長年引きこもりの状態だったという。