とくしま記念オーケストラ事業で徳島県文化振興財団が支出したハイヤー代に関する資料

 とくしま記念オーケストラ事業に絡む脱税事件で公判中の東京の音楽プロダクション元代表取締役、川岸美奈子被告(58)が来県した際のハイヤー代金を県文化振興財団が負担していた問題で、財団が2013~16年度の4年間に、計765万円のハイヤー代を支出していたことが16日、分かった。関係者によると、大半は川岸被告が使用していたという。

 徳島新聞の情報公開請求に対し、県文化振興財団が開示したハイヤー代の支払い調書や請求書によると、各年度のハイヤー代は13年度191万円(71日間)、14年度210万円(87日間)、15年度192万円(92日間)、16年度172万円(81日間)となっている。

 一日の利用料金は、1万~3万円台が中心だった。県によると、演奏会当日の移動だけでなく、会場の確認、打ち合わせなどで来県した際もハイヤーを活用している。

 例えば、アスティとくしまで第九演奏会が開かれた17年2月12日は、徳島駅前と会場、徳島阿波おどり空港を巡ったとみられるハイヤー代として2万7千円が支出されていた。また、神戸市の新神戸駅から三好市池田町まで利用したとみられる日は、高速道路料金と合わせて6万2640円が拠出されており、代金が高額になる長距離移動にもハイヤーが用いられている実態も分かった。

 ハイヤー代を巡って、県は県議の質問趣意書に対する回答で、12年度は県などでつくる国民文化祭実行委員会が21日間にわたって借り上げ、計20万6700円を支出し、13年度以降の記念オケ事業では県文化振興財団が費用を負担してきたとしている。