真剣な表情で演武を披露する保存会の会員=徳島市の旧徳島城表御殿庭園

 徳島藩主・蜂須賀家が武運長久や一年の無事を祈って行っていたとされる新年行事を再現した「徳島城射初め演武」が18日、徳島市の旧徳島城表御殿庭園であった。

 県内有志でつくる徳島城射初め保存会の会員約30人が、蜂須賀家の弓術指南役を務めた流派「日置(へき)流弓術」の技を披露。10本の矢を次々に放つ「数矢」、18センチ四方の板を狙う「射割(いわり)」など、古式にのっとった5種類の演武が行われ、的中すると観客から拍手が送られた。

 徳島市北島田町1、看護師河野浩子さん(32)は「趣ある庭園での演武は雰囲気たっぷり。射手の勇姿も魅力的」と見入っていた。

 保存会は毎年、旧正月ごろに同庭園で演武を行っており、今年で19回目。