徳島県警生活環境課と徳島東署は19日、元交際相手の女性のスマートフォンに遠隔操作が可能なアプリを無断でインストールし、位置情報を取得したとして、不正指令電磁的記録供用の疑いで、徳島科学技術高校(徳島市)教諭美馬孝好容疑者(48)=同市北島田町1=を逮捕した。「間違いない」と、容疑を認めている。

 逮捕容疑は、2015年11月上旬、徳島市内のホテルで、当時交際していた県内の30代女性のスマホに、位置情報などが分かるアプリを仕込んだ。自分のスマホや自宅のパソコンからインターネットを介してアプリを遠隔操作し、女性の居場所を確認するなどしたとしている。

 署によると、昨年8月、スマホの調子が悪くなったため、女性が携帯電話ショップを訪れて調べてもらうと、遠隔操作アプリがインストールされた形跡が見つかった。

 女性の相談を受け、県警がアプリ提供会社に使用者を照会するなどしたところ、美馬容疑者が浮上した。アプリ使用料は美馬容疑者に請求されるようにしていた。

 美馬容疑者が使ったアプリは、紛失したスマホを探すことを目的に販売されている。

 県教委によると、美馬容疑者は1994年4月に水産高(現徳島科学技術高)教諭に採用された。2003年3月に退職したものの、12年4月に同校教諭に復職した。ワカメの養殖や操船技術を専門に指導し、実習船「阿州丸」の機関長を務めていた。

 同校の鎌田敏文教頭によると、勤務態度は真面目で、昨年夏には空手道部の顧問として全国高校総体(インターハイ)出場に導いた。