大杉漣さんが観戦した岐阜戦でプレーする馬渡選手=2017年5月13日、鳴門ポカリスエットスタジアム

 徳島ヴォルティスから今季、J1サンフレッチェ広島に移籍したDF馬渡和彰選手は22日、自身のツイッターを更新し、21日に亡くなった俳優の大杉漣さん(徳島県小松島市出身)が昨年5月の岐阜戦で鳴門ポカリスエットスタジアムを訪れた際に感じた思いをつづった。

 馬渡選手は、昨年4月29日に行われた千葉戦でボールボーイに対する行為により退場処分を受けた。試合後、2試合の出場停止となり、復帰戦となったのが5月13日の岐阜戦だった。

 大杉さんは、この試合のキックオフ前にピッチで選手に花束を贈った。先発メンバーに名を連ねた馬渡選手は、ピッチ上でこの時、大杉さんとの間で、「目が合って、うん。ってうなずいてくれました」と回想。「あのとき、感じた事、忘れることはありません、大杉漣さん、本当にありがとうございました」と記した。

 馬渡選手は、岐阜戦からシーズン終了まで累積警告による出場停止1試合を除き、リーグ戦29試合にフル出場した。千葉戦での自らの行為に対して「プレーで恩返しするしかない」と心に刻んでピッチに立ち、攻撃的スタイルで躍進した徳島の原動力となって活躍。J1広島へのステップアップに至った。

 今季、J1に初挑戦となる馬渡選手は、大杉さんと同じ徳島・城北高校出身の城福浩監督が指揮する広島でポジション奪取を目指し、奮闘している。24日に札幌との今季開幕戦に臨む。