ゴールした和家選手(手前右)をねぎらう鳴門市チームのメンバーら=午後0時37分、徳島市幸町の新聞放送会館別館前

 やった。みんなでつかんだ連覇だ―。第64回徳島駅伝(徳島陸協、徳島県、徳島新聞社主催)最終日の6日、徳島市幸町の新聞放送会館別館前のゴールでは、総合優勝を果たした鳴門市チームの関係者が肩を抱き合うなど歓喜に沸いた。猛追した2位の徳島市、3位の小松島市などの選手も次々とゴールテープを切り、観衆から大きな拍手が送られた。

 午後0時36分、ゴール前の最後の直線に鳴門市のアンカー和家睦昌選手(20)=会社員=が飛び込んできた。両手を広げてゴールテープを切ると、一斉にチームメートやスタッフ約30人が駆け寄り、喜びを爆発。和家選手は胴上げされ、3回宙を舞った。
 
 石川佳彦主将(29)=会社員=は「わずか16秒差のスタートではらはらした。うまくいかない場面もあったが、各選手が粘れた結果だ」とチームメートをたたえ、「次につながる勝利になった」と3連覇を見据えた。
 
 この日は午前7時半、三好市池田町の阿波池田駅前を16郡市の選手たちが一斉にスタート。激しい順位争いを繰り広げた。
 
 最初の再出発地点となったつるぎ町貞光の道の駅貞光ゆうゆう館前には、約200人のファンが詰め掛けた。地元・美馬郡の山下貴也選手(24)=美馬西部消防署=が姿を見せると、ひときわ大きな歓声が上がった。
 
 家族3人で来た川原香代さん(45)=つるぎ町半田、小学校教員=は「選手一人一人が懸命に走っていて感動しました。新春に勇気と元気をもらった」と声を弾ませた。
 
 エース級が投入される大会最長の38区(美馬市役所前-吉野川合同庁舎前、14・4キロ)では、選手の気迫あふれる走りに、沿道から「頑張れ」「負けるな」と声が飛んだ。
 
 吉野川市川島町の合同庁舎前で応援していた岡田義弘さん(79)=同市川島町=は「徳島駅伝を見ないと、お正月が終わった気がしない。各郡市を代表するランナーはやっぱりすごいですね」と話していた。