30位内を目指す徳島県チーム

 第23回全国都道府県対抗男子駅伝は21日午後0時半から、広島市の平和記念公園を発着点とする7区間48キロで行われる。3年ぶりに40位台で終わった前回の雪辱を期す徳島だが、直前になって高校生区間で大幅なオーダー変更を余儀なくされた。苦しいレース展開が予想され、目標の30位内達成は厳しい情勢だ。

 高校生は参加予定の4人全員が、けがや体調不良などで出場を回避する見込み。代わりにエントリーを予定しているのが生田琉海と小東尚生の徳島科技高勢、井内優輔(鳴門高)、片岡龍大(つるぎ高)の4人。20日の監督会議での承認を経て正式決定となる。

 4人はいずれも5000メートルの県高校ランキングの上位者だが、持ちタイムは当初の4人よりも計40秒近く遅い。1区(7キロ)は井内が濃厚で、4区(5キロ)と5区(8・5キロ)は、残りの3人から状態のいい選手を起用する方針。高校生区間は総距離の半分近くを占めるだけに、3人の奮起が不可欠となる。

 高校生の戦力低下は一般が補う。3区(8・5キロ)と7区(13キロ)は前回と同じ布陣で、3区に箱根駅伝7区10位の國行(東海大)、アンカーに全日本実業団対抗駅伝3区で4人抜きを演じた上村(大塚製薬)を配した。一般の都道府県ランキングは18位で、スピードとスタミナは十分だ。

 一般の前を走る中学生は都道府県ランキング40位。高校生と同様、前回よりやや力は落ちるが、2区山本(池田中)と6区田岡(半田中)は伸びしろ十分。控えの吉田(鳴門中)も好調を維持する。前の選手が見える好位置で一般勢につなげられるかが、順位浮上の鍵となる。

 犬伏監督は「高校生の最終的な配置は状態を見極めて決める。全員が粘り強くたすきをつないでいくしかない。厳しいレースになるが30位内を目指す」と話している。


 ◆大会展望◆

 総合力で埼玉、群馬が優勝争いの軸となる。3大会ぶりの頂点を目指す埼玉は1万メートルの持ちタイムが参加選手中トップの設楽悠太(ホンダ)、牟田祐樹(日立物流)と実力者がそろう。中高生が鍵を握りそうだ。

 群馬はリオデジャネイロ五輪3000メートル障害代表の塩尻和也(順大)、東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)で1区区間賞を獲得した西山和弥(東洋大)がけん引する。

 昨年覇者の長野は、全国高校駅伝で優勝した佐久長聖高の中谷雄飛に期待がかかる。矢野圭吾(日清食品グループ)関颯人(東海大)の好走も連覇に欠かせない。日本選手権5000メートル王者の松枝博輝(富士通)を擁する千葉、経験豊富な鎧坂哲哉(旭化成)のいる広島、前回2位の福岡、同3位の愛知も有力だ。

 箱根駅伝で4連覇した青学大から下田裕太が静岡、田村和希は山口にエントリー。元日の全日本実業団対抗駅伝で1区区間賞に輝いた福島の遠藤日向(住友電工)にも注目したい。