選手の早期回復を支えているアニバル・リハビリコーチ

 徳島ヴォルティスの宮崎キャンプで、けがなどによりコンディションが万全ではない選手に寄り添っているのが、リハビリテーションフィットネスコーチのアニバル・ゴンザレス氏(28)だ。選手の戦列復帰を早めるために今季、チームに加わった。

 一人一人のけがの程度や体調に応じて柔軟体操やランニングといった練習メニューを作る。「一日でも早くピッチに立ちたいと思うのがサッカー選手。その気持ちを支えたい」

 12月に右足を手術したMF杉本はチーム始動直後はランニング程度しかできなかった。アニバルコーチの指導を受けながら1次キャンプでキック練習などを再開。宮崎では全体練習に参加できるまでになった。

 スペイン出身で21歳までは選手としてプレーした。リハビリコーチは、けがを治療する医師と、肉体強化を指導するフィジカルコーチの中間的な役割を担う。選手時代から関心があり、さまざまな練習法やケアを学んだという。これまでスペインをはじめ、ブラジル、ポルトガル、メキシコのクラブに在籍した。

 けがをした選手の復帰過程においては「前向きな気持ちにさせることが大切」と強調。そのためにコミュニケーションをとることを最重視しており、「メンタル面のケアも欠かせない」と話す。「選手が存分に能力を発揮できるよう、僕も全力を尽くす」と笑顔を見せた。