藤島部屋に入門する上田=名西高校

 徳島・名西高校相撲部の上田裕也(18)=3年、石井町石井=が大相撲の藤島部屋に入門する。3月3日の新弟子検査に受かると、11日に始まる春場所の前相撲で初土俵を踏む。徳島県からの角界入りは2010年以来で、現役の県出身力士は3人になる。
 
 上田は167センチ、100キロと体格が小さい分、下から低く当たって一気に前に出る押し相撲を得意とする。
 
 小学3年で柔道を始め、石井中では柔道の傍ら相撲に取り組んだ。名西高に入って相撲一本に絞ったが当時の体重は66キロ。相手に強く当たれず、同級生に負けることが多かった。

 悔しさを胸に、休まずけいこに取り組み、スピードと柔軟性を身に付けた。昨年の県総体個人総合で優勝。愛媛県で行われた国体では3試合で2勝するなど、チームの中心選手に成長した。

 藤島部屋所属の清見潟親方が岩川大助監督の大学時代の後輩で、入門の誘いを受けた。昨年12月8~10日に同部屋に滞在してけいこに参加し、入門する意思を固めた。

 上田は「部屋の雰囲気が良く、覚悟を決めた。やるからには強くなり、上に上がっていきたい」と話している。

 2月24日に藤島親方が同校を訪れ、入門を発表する。

 県出身力士は現在、三段目の広瀬(本名・広瀬広輝、29歳、荒汐部屋、北島町)と、序二段の太田(本名・太田剛希、30歳、山響部屋、石井町)の2人。