ラグビー大学選手権10連覇やW杯への意欲を語る秋山選手=徳島新聞社

 ラグビーの全国大学選手権で9連覇を果たした帝京大3年の秋山大地選手(21)=徳島県阿波市出身、つるぎ高出=が13日、徳島新聞社を訪れ、米田豊彦社長に優勝を報告した。
 
 来社したのは秋山選手と県ラグビー協会の小林信行理事長ら4人。米田社長が9連覇の偉業をたたえ、帝京大の強さの要因や来年に迫ったワールドカップ(W杯)日本大会について歓談した。
 
 チームの新主将として選手権10連覇に挑む秋山選手は「目標を達成して全員が笑顔になれるように1年間頑張っていきたい」と述べた。W杯出場に関しても「目指している」と決意を示した。
 
 昨季はロックのポジションで主力として定着。大学選手権決勝の明大戦では、13点差を追う後半に反撃のトライを奪い、逆転勝利につながる活躍を見せた。新チームは20日に本格始動する。
 
【インタビュー】W杯 チャンスつかみたい

 徳島新聞社を表敬訪問した帝京大の秋山大地新主将に大学選手権決勝を振り返ってもらい、10連覇に向けた抱負や来年のW杯日本大会への思いを聞いた。
 
―帝京大の強さの要因は何か。
 
 ラグビー部は「脱体育会系」を掲げており、環境づくりの面が大きい。地方から集まった1年生は新しい生活になじめておらず、授業も多い。1年生が余裕を持ってラグビーに集中できるよう、3、4年生が率先して雑用と掃除をこなしている。そうすることで全員が効率よく練習に取り組める。それが強さの秘けつ。
 
―大学選手権決勝ではリードされたまま前半を終えた。ハーフタイムではどんな話をしたのか。
 
 落ち込んだり、暗くなったりすることはなかった。最後に勝って笑いたいなら、笑顔でプレーしようと話し合った。
 
―後半、反撃のトライを奪った。
 
 守りに入らず攻め続けることを意識した。トライの場面はみんながつくってくれたもの。前が空いていたので、声を掛けてボールを取れたのがよかった。
 
―主将として臨む新シーズンの抱負は。
 
 プレッシャーはある。責任も伴うが、自分とチームの成長に変えたい。10連覇を達成し、みんなが笑顔になれるように活動する。
 
―W杯日本大会への意気込みと、徳島への事前キャンプ地誘致についてメッセージを聞かせてほしい。
 
 ラグビー選手としてみんなが憧れる舞台。チャンスがくればベストの力を出せるように準備したい。事前キャンプ地誘致が実現すれば、テレビでは伝わらないラグビーの魅力を感じてもらえる。ぜひ成功させてほしい。
 
 秋山 大地(あきやま・だいち)徳島・貞光工高(現つるぎ高)2年時にU―17(17歳以下)日本代表に選ばれたのを皮切りに、高校日本代表、ジュニア日本代表、U―20日本代表と各年代で日本代表に選出された。ロック。192センチ、111キロ。