2018徳島ヴォルティスメンバー(クラブ提供)

 今年こそJ1昇格―。徳島ヴォルティスの2018年シーズンは25日、鳴門ポカリスエットスタジアムでのホーム岡山戦で幕を開ける。勝ち点1差でプレーオフ進出を逃した昨年の悔しさをばねに、徳島らしい攻撃サッカーで白星発進を誓う。進化を続ける攻撃陣が勝利の鍵となる。

 徳島で昨年、23得点したエースFW渡大生、4得点のサイドアタッカー馬渡和彰がオフにJ1広島に移籍した。チーム71得点の4割近くをたたき出した得点源を失い、攻撃力の低下が懸念された。

 2年目のロドリゲス監督がプレシーズンに取り組んだのは攻撃の幅を広げることだった。左右のスペースを広く使って守備陣を崩すほか、ボールを奪った後の攻撃への切り替えを磨いた。セットプレーやカウンターの精度向上にも力を入れた。

 最前線のキーマンは昨年、2トップの一角で14得点したFW山﨑凌吾。長身を生かしてクロスのターゲットになるだけでなく、相手DFとの駆け引きも巧みだ。

 新加入の24歳FW呉屋大翔も負けていない。練習試合では守備の裏側を積極的に狙い、17日のG大阪戦で1得点をマーク。「点を取るのが仕事。そこに集中して結果を出したい」と「ポスト渡」に名乗りを挙げる。

 プレシーズンで、重心を前に置いた3-4-3などのシステムを試したロドリゲス監督は、シャドーや2列目の選手の得点増にも期待を寄せる。

 筆頭格が昨年6得点したMF杉本太郎。G大阪戦では左サイドを抜け出してポスト直撃のシュートを放つなど得点意識をのぞかせた。「ゴールもアシストも、昨年を超える」と力強い。スペインのユース代表経験を持つMFシシーニョは、その攻撃陣をさらに活性化させるスイッチになる。

 開幕戦を控えたロドリゲス監督はこれまでの練習試合を踏まえ、「ゴールは取れている」と攻撃面の不安を打ち消す。それでも「J2には勝ち点1狙いで守備的に戦うチームもある。もっと改善していかなくては」と手綱は緩めない。

 1万人来場を目指す開幕戦で、輝きを増した攻撃サッカーを見せられるか。キックオフは午後2時。