クラブ史上最年少で出場を果たした徳島の藤原志龍=鳴門ポカリスエットスタジアム

25日に鳴門ポカリスエットスタジアムで行われた徳島ヴォルティスの開幕戦で藤原志龍=徳島県北島町出身、生光学園高校=がクラブ史上最年少の17歳173日でJデビューを果たした。

 後半30分、ピッチに向かう背番号33に、スタジアムから一際、盛大な拍手がわき起こった。17歳で現役高校生のMF藤原志龍がJリーグのピッチにデビューした。

 開幕ベンチ入りを果たし「出たら流れを変えよう」と出番を待っていた。1点を追い、岡山が守りを固める中、相手のペナルティエリア付近にポジションを取り、ボールを持つとドリブルで仕掛け、相手ゴールに迫った。初のトップチームでの出場を果たし、スタジアムの拍手に「いままでで一番気持ちよかった」と振り返った。

 徳島ヴォルティスジュニアユース、ユースと進み、現在はユース所属でトップチームにも登録される2種登録選手。昨季もトップチームに登録されながら、出番は回ってこなかった。ユースでは、プリンスリーグ四国で得点王に輝き、高校生年代で国内最高峰のプレミアリーグ参入まであと一歩に迫ったチームの原動力にもなるなど結果を残し続け、今季は1月のチーム始動からトップチームに帯同。試合出場を目指し、キャンプ、J1チームとの練習試合でもアピールを続けてきた。

 ヴォルティスの育成組織で育ってきた生え抜き。ユース出身、所属の選手がトップチームの公式戦に出るのは初。最年少出場と、クラブの歴史を変える快挙に「ここまでずっとヴォルティスに育ててもらっているので、トップの試合に出られたのはうれしい」と感想を口にした。一方で、試合に敗れ、自身も得点につながる活躍ができなかったため「自信にはなったが、最後まで崩し切れていない」と悔しさものぞかせた。

 開幕前「開幕戦で監督が使いたいと思ってくれるかどうかが今シーズン試合に出られるか、どうか」と、重要な試合になると見ていた一戦で、プレーの機会を得た。最初のハードルをクリアした若きドリブラーは「次は結果を出せるように、得点を狙っていきたい」と意気込んだ。