W杯日本大会に向け日本代表入りを目指すリコーの柳川=城東高グラウンド

 ラグビートップリーグ・リコーの柳川大樹(29)=徳島市出身、城東高―大体大出=が、1年後に迫るワールドカップ(W杯)日本大会に向けてアピールを強めている。昨年は、韓国で行われたアジア選手権の日本代表に初招集されるなど、収穫の多い1年だった。8年目のシーズンを迎えるベテランは「代表入りは素直にうれしかった。課題の守りを強化していきたい」とW杯出場を見据える。

 アジア選手権は、日本代表23人のうち11人が初召集され、チャンスが与えられた。徳島県出身者の日本代表入りは神戸製鋼で活躍した林敏之さん=徳島市出身=以来で、柳川は第1戦の韓国戦にフランカーで先発した。

 日本は7トライ、6ゴールを挙げて47-29で勝利したが、格下の韓国にFW戦で押し込まれる場面もあり、ディフェンス面で課題を残した。柳川は「内容はあまり良くなかった」と振り返りながらも、桜のジャージーに袖を通したことで「国の代表としての重責を感じることができた」と収穫を口にした。

 昨季はリーグ戦全13試合のうち12試合と、順位決定トーナメント2試合の計14試合に出場。第5節のコカ・コーラ戦では、前半29分に右サイドから左に展開したボールを左中間に持ち込んで1トライを挙げ、チームを勢いづけた。

 主力として存在感を増す中でも「ディフェンスと仕事量の面ではまだまだ」と向上心は衰えていない。W杯日本大会に向け「トップリーグでアピールして、評価されることが代表入りの近道だと思う。まずは所属チームで試合に出て、いいパフォーマンスを見せたい」と力を込めた。


 柳川大樹(やながわ・だいき) 城東高3年時に全国高校選手権に出場し、徳島県勢として36年ぶりに初戦を突破。大体大2年時にU―20(20歳以下)日本代表候補、リコー入りした2011年に7人制日本代表、17年4月のアジア選手権で日本代表に選ばれた。ナンバー8。191センチ、108キロ。