徳島新聞のインタビューに答える西谷理社長=1983年8月、徳島市の丸新百貨店

 徳島市東新町で60年余の間、営業した地元百貨店「丸新」の3代目社長、西谷理(にしたに・おさむ)氏が死去していたことが2日午前、分かった。80歳。葬儀・告別式の日取りは未定。

 東京・松屋デパートで勤務した後、1964年7月に帰県。父・菊次氏が東新町1で34年に新町百貨店として創業した株式会社丸新に入社。常務、専務を経て77年、社長に就いた。

 商店街の入り口に位置した丸新は地下1階、地上6階の売り場を持ち、新町の顔として多くの県民から親しまれた。83年2月期決算では、創業以来のピークとなる116億円の売上高を記録した。

 しかし83年、徳島駅前に「徳島そごう(現そごう徳島店)」が開店し、車社会に伴い郊外型量販店が相次ぎ立地するなど、次第に経営環境が悪化。95年3月、閉店した。

 西谷さんは、こうした丸新の盛衰の中で経営に携わり、閉店時の社長として、61年の歴史に幕を下ろした。

 丸新ハウジング、ニュー徳島、丸新友の会サービスの社長なども務めた。