店頭に並んでいるチョコを眺めながら、昨年2月の本紙記事をふと思い出した。バレンタインチョコの箱詰めである。東日本大震災の被災地岩手県陸前高田市にある軽度知的障害者の就労支援施設が扱っていたのは、ドミニカ産などのカカオを使ったフェアトレード商品

 世界の子どもを児童労働から守る活動を進めるNPO法人が作業を委託した。チョコを適正価格で取引し、開発途上国の生活向上に寄与する取り組みが、被災地支援に一役買っている、とあった

 そんなチョコなら味わってみたいと思ったのを覚えている。フェアトレード、地産地消、地球環境、エコ、ロハス…。これらはエシカル消費に含まれるという

 直訳すれば「倫理的」というつかみどころのない言葉だが、人や社会、環境に配慮した消費行動を表す

 四国大の加渡いづみ准教授によると、いずれにも共通するのは、自分以外の「誰かのために、どこかの地域のために役に立つ」お金やモノの使い方を考えることだ、と。こうした行動こそが消費者、事業者、地域に、未来を加えた「三方よしプラス1」になると説く

 「エシカルde地方創生」が26日、徳島市で開かれる。品を選ぶ基準といえば、質がよい、より安い、丈夫で長持ちだが、それにもう一つ加わった。バレンタインデーはエシカルに、でどうだろうか。