特殊詐欺の未然防止を訴える紙芝居を作った正木巡査長(左)と沙枝さん=三好市山城町の下川駐在所

 特殊詐欺の手口を高齢者に分かりやすく説明しようと、三好署の駐在所員が夫妻でオリジナルの紙芝居を作った。地元の敬老会などで披露し、注意喚起に一役買っている。

 作ったのは、三好市山城町下川の下川駐在所に勤務する正木潤巡査長(29)と妻の沙枝さん(28)。

 紙芝居は、オオカミが息子のふりをし、おばあちゃん猫に「飲酒事故で相手にけがをさせてしまい、示談金100万円が必要になった」と電話。もう1匹のオオカミが弁護士になりすまして現金自動預払機(ATM)から振り込むよう指示するが、駐在所員の犬が振り込む現場を見て声を掛け、事なきを得るという筋書きだ。

 正木巡査長がよくある手口を基に脚本を考え、沙枝さんが絵を描いてポスターカラーで見やすく着色した。還付金詐欺や架空請求などの手口があることも紹介。県内や全国での被害件数と被害額も盛り込み、3カ月ほどかけて四つ切り画用紙(縦38センチ、横54センチ)9枚にまとめた。

 「明るい色を使って印象が伝わりやすいように心掛けた」と沙枝さん。昨年9月から月1回ほどのペースで敬老会や高齢者サロン、祭り会場で披露しており、観客からは「よく分かる」と好評だ。

 正木巡査長は「家族で自分たちが暮らしている地域の防犯に当たりたい」と話す。別の手口を紹介する第2弾の作成も視野に入れている。