県民からの110番通報に対応する通信指令課員=県警本部

 10日の「110番の日」を前に徳島県警が2016年の110番通報をまとめたところ、緊急性のない相談やいたずら電話の合計は2万4215件で、通報全体の39・2%を占めた。県警は事件や事故などへの対応に支障を来す恐れがあるとして、緊急時以外は県警相談センターに電話するよう呼び掛けている。

 県警通信指令課によると、16年の110番は6万1803件(前年比2560件減)で、06~15年の年平均6万3965件より2162件少なかった。

 このうち有効通報は5万4405件(2059件減)。その中で緊急性がないものは1万6817件(1471件減)で「落とし物を拾った」「運転免許更新の手続きを教えて」などの相談が寄せられた。

 いたずらや間違い電話などの無効通報も7398件(501件減)あり、悪質ないたずらで業務を妨げたとして少年5人を含む6人が軽犯罪法違反容疑で摘発された。

 緊急性がある有効通報の内訳は▽事故や駐車違反などの交通関係2万855件(26件減)▽子どもの泣き声や不審者などの情報提供5446件(609件減)▽けんかや口論2317件(35件増)▽連絡の取れない人の安否確認や徘徊高齢者などの保護・救護1148件(119件増)-などだった。

 通報手段は携帯電話が76・5%で最も多かった。聴覚障害者や言葉の不自由な人が文字を入力して通報する「メール110番」の利用は9件(6件減)にとどまった。

 県警は、緊急性のない相談などは県警総合相談センター<♯9110>か県内各署に電話するよう求めている。