ビオトープを整備するレンコン農家=鳴門市大麻町

 鳴門市大麻町を中心に飛来が相次いでいるコウノトリの餌場を確保するため、コウノトリ定着推進連絡協議会は7日、生物のすみかとなるビオトープ作りを同町で始めた。今月中に水を張り、餌のザリガニやオタマジャクシなどが繁殖すれば、3~4月にはコウノトリがついばむ姿が見られそうだ。

 ビオトープは、昨年初産卵した雌雄2羽が巣作りした電柱の東約50メートルの畑17アール。地元のレンコン農家8人が、パワーショベルを使って深さ70センチほどに掘り進めた後、水が漏れ出さないように周りをプラスチック製の板で囲んだ。

 今月中にポンプを設置して近くの用水路からくみ上げた水を張るほか、ビオトープ内の様子や電柱上の巣を見るための観察カメラも設置する。夏までには用水路とビオトープをつなぐ魚道を整備する。

 コウノトリ定着推進連絡協議会の竹村昇会長は「繁殖に間に合うよう早めに完成させたい」と話した。

 雌雄2羽は7日、巣の近くで餌を食べるなどして仲良く過ごしていた。