2016年の徳島県内の特殊詐欺被害額は1億6971万円(前年比9896万円減)だったことが、県警のまとめで分かった。このうち架空請求詐欺が1億1403万円(4077万円増)で全体の67・2%を占め、過去最悪だった14年の1億2864万円に次いで2番目に多かった。

 捜査2課によると、特殊詐欺被害は59件(15件減)。このうち振り込め詐欺が58件で、被害額は1億6367万円だった。中でも架空請求詐欺が35件と最も多く、前年より13件増えた。

 内容は、アダルトサイトなどの利用料名目で金をだまし取る手口が24件4343万円(12件増、2559万円減)。「サイト登録料が未納」とメールで通知するなどして金を請求する例が多かった。

 4~5月には県西部の80代女性が「マイナンバーが流出している」などと言われ、約1210万円をだまし取られた。

 一方、金融商品の取引名目で現金をだまし取る振り込め類似詐欺は、前年比3件減の1件で、被害額も約1千万円減の604万円にとどまった。

 摘発は、統計がある03年以降最多の32件22人(23件増、15人増)だった。