「蜂須賀まつり」に向け、9日発足した実行委であいさつする四宮さん(右端)=徳島市南新町2

 徳島市の徳島中央公園・鷲の門広場にやぐらを設け、その周りで自由に阿波踊りを楽しんでもらうイベントが4月9日に開かれることになった。踊りの名手四宮生重郎さん(88)=同市南新町2=が、阿波踊りの魅力を発信できる新たな催しとして企画した。「蜂須賀まつり」と銘打ち、賛同者と共に計画を進めている。

 四宮さんらによると、まつりは午後5時に開幕する。盆踊りをイメージした高さ約4メートルのやぐらを設置し、その周りを来場者らに踊ってもらう。このほか、蜂須賀公にちなんだ30人規模の時代行列や講演会などを徳島城博物館がまつり当日に計画している。

 まつりの企画が動きだしたのは昨年10月。四宮さんが「昔の阿波踊りのように、踊り子と観客が自由奔放に踊り、一体になれるような催しを開きたい」と知人に呼び掛けたのがきっかけだった。

 願成寺住職の大西智城さん(73)=同市寺町=ら12人が賛同し、今月3日までに6回の会合を重ね、まつりの内容について話し合ってきた。9日には、賛同者らによる実行委員会の発会式を四宮さんの自宅で開き、入り口に事務局の看板を掲げて実行委発足をPRした。

 運営費用の一部は、企業や個人からの寄付で賄うことも検討している。四宮さんは「藩政時代の自由奔放な盆踊りや、地域ごとにあった『組踊り』をイメージしている。誰もが楽しめる阿波踊りの原点を感じてもらえるようなイベントにし、魅力発信につなげたい」と意気込んでいる。