民家を改修した丘の棟。移住希望者に無償で貸し出す=三好市池田町州津

 都市圏から移住者を呼び込み、定住してもらおうという「生涯活躍のまち構想」(日本版CCRC)を進める三好市で、移住を検討する人に市内での生活を短期間体験してもらう「お試し移住モニター」の受け入れが11日から始まる。市が既存の建物を改修して整備した住宅2棟を無償で貸し出し、地域の雰囲気や魅力を体感してもらう。現在、モニターの参加希望者を募っている。

 住まいとなるのは、同市池田町州津にある改修済みの民家(定員4人、木造2階建て約218平方メートル)と、市が「お試し居住施設兼オフィス」として整備中の同市池田町マチの旧真鍋家(定員2人、木造2階建て延べ約1236平方メートル)の住居部分。周囲に畑などが広がる州津の民家は「丘の棟」、市中心部にある旧真鍋家は「街の棟」とそれぞれ名付けた。

 いずれもテレビや冷蔵庫、洗濯機、食器類、寝具などをそろえ、電気代や水道料金などは不要。無線LANサービス「Wi-Fi(ワイファイ)」も整備した。改修費用は計約1800万円で、国の地方創生加速化交付金を活用した。

 モニターの対象は40歳以上。期間は丘の棟が11日~3月6日、街の棟が2月1日~3月6日で、都合に合わせて2泊3日から6泊7日の日程で利用できる。地元のNPO法人マチトソラが滞在中の生活をサポートし、最寄りの空港や駅から住宅までの送迎もある。

 期間中は「四国酒まつり」「うだつマルシェ」「あわこい」などの催しも盛りだくさん。市地方創生推進課は「住宅を拠点に地域の良さを知ってほしい」としている。

 構想の推進に向けて地元の産官学でつくっている市シニア層地方移住促進実行委が募集する。参加申し込みや問い合わせはマチトソラの元木さんまで<電050(3476)1769>かメール<info@machitosora.com>で。