米国での販路拡大を図るシンビジウム。淡い色の花の需要は高い=徳島市国府町西黒田の近藤さん方

 徳島県産花卉(かき)の米国での販路開拓と消費拡大を目指し、県や経済団体などでつくる「とくしま農林水産物等輸出促進ネットワーク」がPRに力を入れている。花の需要が多い米国では日本産の評価が高く、1年間で輸出本数は倍以上に増加。12日には県内の若手生産者が現地に出向き、バイヤーらに売り込む。

 ネットワークは花卉卸売会社・なにわ花いちば(大阪市)と連携し、昨年2月と5月に米国で2回のPR活動を実施。12月には県内の生産農家に米国の花卉バイヤーを招待し、栽培環境の説明や意見交換をした。

 知名度は徐々に上がり、16年の輸出本数は1万6606本(15年7311本)、輸出額は245万円(135万円)で前年と比べて大きく伸びた。

 今回のPR活動は12、13、16、17の4日間、ニューヨークとロサンゼルスの花卉卸売会社で行う。バラや黄金クジャクヒバなど5種類を用意し、バイヤーらに県産花卉の特徴や魅力をPRする。

 若手のシンビジウム生産者でつくる「阿波洋らん青年倶楽部」の3人も参加し、薄いピンクや淡い緑色が特徴のシンビジウム15品種を展示する。徳島市国府町西黒田の近藤洋右(ようすけ)さん(34)は「海外では淡い色の花が珍しく、大人気。セールスポイントを売り込み、消費拡大につなげたい」と話している。

 県もうかるブランド推進課によると、米国では「母の日」やクリスマスなどの記念日の花の需要が高い。今回はバレンタインデーをにらんで計画しており、同課は「戦略的にPRし、海外市場での定着を図りたい」としている。