ブドウの苗木を植樹する児童ら=吉野川市川島町学のブドウ畑

 県産ワイン製造に取り組むソムリエや酒造家らのプロジェクトチーム「徳島ひょうたん島醸造所」は、県内有数のブドウ産地・吉野川市川島町学にワイン用品種の苗木を植樹した。約5年後の収穫を目指しており、今後も植樹を続けながらワインを増産していく方針だ。

 苗木は白ワイン用の「シャルドネ」、赤ワイン用の「シラー」と「ピノ・ノワール」の代表的な3品種を選んだ。各品種12本ずつ計36本を、県外の専門業者から購入した。学地区のブドウ農家2戸の畑で栽培してもらう。

 学地区で栽培されるワイン用のブドウ品種は「マスカットベリーA」が主流だが、今回の植樹で収量増が見込める。苗木は順調に育てば、5年ほどで収穫できる見込み。果実はひょうたん島醸造所が全て買い取り、ワインなどに活用する。

 植樹作業は笹本美智子さん(64)所有の畑であり、日本ソムリエ協会の岡昌治名誉会長やひょうたん島醸造所の4人のほか、地元の学島小学校児童44人も招かれた。

 ひょうたん島醸造所は昨季、「マスカットベリーA」を使ったワイン400本を製造しており、今季は2千本に増やす計画。今後は苗木が学地区の気候条件に合うかどうかを見極めながら、栽培面積を広げていく。

 県産ワイン造りを発案したソムリエの徳長真二さん(46)=徳島市西新浜町1=は「徳島産ブドウを使ったワインの種類を増やし、地域の特産品として徳島の食材と共に国内外に発信していきたい」と話している。