徳島文理大生が撮影した動画で避難経路を確認する参加者=美波町奥河内の日和佐公民館

 徳島文理大の学生が進めている動画を用いた津波避難マップの体験会が14日、美波町奥河内の日和佐公民館であり、住民ら60人が避難場所までの経路を動画で確かめた。

 参加者は、スマートフォンやタブレット端末のほか、現実の世界に入り込んだような体験ができる技術「バーチャルリアリティー(VR)」のゴーグル型端末を使って、動画を視聴。画面の向きや角度を変えることによって全方位を見ることができ、避難場所までの経路や周辺の家屋の様子を確認した。

 山本利孝さん(88)=同町奥河内=は「災害にはいつどこで遭うか分からない。行ったことの無い場所の様子を実際に歩いているような感覚で見られて、貴重な体験になった」と話していた。

 動画による避難マップは、同大保健福祉学部理学療法学科の柳澤幸夫准教授(医療リハビリテーション学)と、同科の学生らが制作。主要道路から地区の津波避難場所までの道のりを撮影し、避難経路の確認などに役立ててもらう。

 鳴門市に次いで2カ所目。阿南市の那賀川、羽ノ浦両地区でも進めており、3月末までに完成させる。来年度以降は、美波町由岐地区でも計画している。