ソーラーカー製作に向けて作業をする学生=徳島大常三島キャンパス

 徳島大の工学部と理工学部生計14人でつくる「徳島大学ソーラーカープロジェクト」が、今夏に三重県鈴鹿市で開かれるソーラーカーレース鈴鹿2017に出場するため、インターネット上で資金を集める「クラウドファンディング」で製作費を募っている。出場できれば四国の大学で初めてとなるが、資金集めに難航しており、メンバーは支援を呼び掛けている。

 製作するのは、1人乗りのレース用ソーラーカー。車体にはアルミニウムを使い、長さ4~5メートル、幅1・8メートル程度になる見込み。太陽光から蓄電し、モーターを動かして時速60キロで走ることを目標にしている。事前検査に合格した車のみが出場でき、4時間走り続けて距離を競う。

 メンバーは昨年9月ごろからフレーム設計や部品づくりを始めた。モーターの制御装置は自分たちで回路設計からはんだ付け、プログラミングまでを担うなど費用を極力抑える努力をしているが、ソーラーパネルや座席シートなど高額な部品も購入しなければならない。

 大学の予算や学生の資金だけでは賄えず、徳島大発の一般社団法人「大学支援機構」が運営するサイト「Otsucle(おつくる)」を使い、資金を募り始めた。

 目標は150万円。集まったのは1月18日朝の時点で約86万円と苦戦しており、企業などにも協力を要請しながら29日まで募っている。リターン(お返し)には特製のタオルやシャツなどのほか、レース当日の観戦チケット、車体への企業ロゴ掲載などがある。

 リーダーの工学部2年濱田健史さん(19)は「出場はプロジェクトを設立した当初からの悲願。クラウドを成功させて絶対に出場したい」と話している。