妖怪モニュメントの前で、アプリの仕上がりを確認する下名小児童=三好市山城町

 三好市山城町に伝わる妖怪を紹介しようと、地元の下名小学校3~6年生14人が制作していたスマートフォンの無料アプリが完成した。児童は19日、住民手作りの妖怪モニュメントが点在する「妖怪の里」で、アプリの仕上がりを確認した。

 妖怪モニュメントの前に立つと、妖怪になり切った児童の声が流れ、児童がパソコンで描いた妖怪の絵が画面に出る仕組み。児童はタブレット端末やスマホを手に、妖怪モニュメントを巡回し、アプリを起動させた。「わしゃあ、鬼姥いうもんじゃあ」といった低い声が聞こえ、イラストも表示されると大きな歓声が上がった。

 「一つ目入道」を担当した3年の西田治樹君(9)は「自分の声が聞こえてきて、不思議な感じがした。一生懸命つくったので、うまくいってよかった」と喜んだ。

 市内外の人たちに妖怪の里をスタンプラリーのような感覚で散策してもらい、観光振興にも役立てようと同校が企画。教科書大手・東京書籍(東京)が教材用に開発した試作アプリを利用した。