燃え盛る炎に向かって、一心不乱に護摩木を投じる谷口副住職=阿南市新野町の平等寺

 阿南市新野町の四国霊場22番札所・平等寺本堂で、谷口真梁(しんりょう)副住職(38)が昨年の大みそから続けていた荒行「八千枚護摩」が21日に最終日を迎え、見事結願を果たした。

 最終日の護摩行は、食事と水を断った上で午前8時に開始。谷口副住職は「あらゆる煩悩や悪霊を打ち払う」とされる不動真言を一心不乱に唱えながら、高さ約1・5メートルまで燃え上がった炎に向かって、護摩木を投入。約9時間で8805本を投じた。

 お遍路さんや参拝客らは、本堂前で手を合わせたり、一緒に不動真言を唱えたりして、激しい修行の行方を見守っていた。

 22日間の荒行を終えた谷口副住職は「心身共に過酷だったが、初心を改めて思い出すことができて良かった。明日からまた一人の僧侶として、人々の幸せのために頑張りたい」と話した。

 修行中にくべた護摩木は1万9035本に達した。