井川スキー場腕山を外国人観光客にPRすることになった(左から)葉さん、李さん、蔡さん=三好市井川町の同スキー場

 三好市山城町西宇の観光施設でインターンシップ(就業体験)をしている台湾の女子大学生3人が、井川スキー場腕山(同市井川町)のPRを担うことになった。ターゲットは、雪を知らない中国語圏からの観光客。3人は初めてのスキーも体験し「雪の上は面白い。魅力を多くの人に伝えたい」と意気込んでいる。

 宣伝役を務めるのは高苑科技大(高雄市)日本語学科4年の李依萍(りーいへい)さん(23)、葉慈樺(ようしか)さん(21)、蔡怡萱(さいいけん)さん(21)。昨年夏から川下り船やホテルを運営する「大歩危峡観光遊船」で、接客や通訳などに当たっている。

 台湾の平野部では降雪がないため、3人は今冬、三好市で初めて雪を見た。雪化粧した吉野川の渓谷美に魅せられ、「次は雪の上を滑ってみたい」と、23日には井川スキー場腕山へ。インストラクターにみっちりと教えてもらい、美しいシュプールを描けるまでになった。

 三好市は近年、香港や台湾からの観光客が急増しているが、香港では雪が降らないこともあり、井川スキー場への誘客には結び付いていない。そこで、人工造雪機を備え、営業中はいつでも雪遊びができる同スキー場をPRしようと、中国の旧正月「春節」の連休(27日~2月2日)を前に、大歩危峡観光遊船に協力を求めた。

 李さんらは、大歩危峡を訪れる外国人観光客や宿泊客らにチラシを見せながら、スキーの魅力を発信しており「秘境巡りに温泉、冬はスキーもできる。そんな三好市のファンを増やしたい」と声をそろえた。